販売員とはお客さまとの接客が基本となるお仕事です。
その接客をする前に必ず行うことが「お客さまへの声かけ」!
この声かけって、とても難しくないですか?お客さまに無視されることもたくさんありますよね。
その時、落ち込んでしまって気持ちが沈んでしまうと、その後もなかなかうまくいかなかったりもします。
今回は、そのお客さまに無視をされて落ち込んでしまった時の気持ちの切り替え方法を紹介します。
気持ちを切り替えることで次の接客へとつなげましょう!
お客さまに無視されてつらい……。
アパレル販売員歴が長い私も、これまでに幾度となくお客さまに声をかけては無視されてきました。
そして何度もそれで落ち込みましたよ。
それが続きすぎると「自分の存在意義って……」とまで考えてしまったりしたことも。
でも、落ち込んでいても仕事にはなにもプラスになりませんよね。
むしろ落ち込んでいるというオーラが自分から出てしまい、それをお客さまが感じ取って、さらに反応してもらえなくなる……という悪循環に……。
そうなる前にしっかりと気持ちを切り替えて、モチベーションを維持したまま仕事をやり切りたいところです。
気持ちの切り替え方法
ではこれから、私がおこなっているお客さまに声をかけた時に無視された場合の気持ちの切り替え方法を紹介していきます。
「これが当たり前」と思う
まず、自分がお客さまとしてお店に出向いたときに、販売員に声をかけられたとします。
あなたは笑顔でお話ができますか?
私はそんなに最初から笑顔で話せません。昔は人見知りもあったので尚更そうでした。
笑顔で反応してくれるお客さまって、とても優しい神みたいな存在の人ですよ!(笑)
日本人は特に、声をかけられても反応しない人が多いです。
お店だけではなく、普段からそう。ですので、声をかけて無視することはごく自然の行為なのです。
「これが当たり前」と割り切ることで、心が軽くなりますよ。
「もったいない人だな」と思う
販売員が声をかけたときに、無視してしまうお客さま。
そのお客さまは販売員と話せるきっかけをひとつ失ってしまいました。
販売員は、商品やお店に関する有益な情報をたくさん持っています。
それが聞き出せなくなるなんて、なんてもったいないお客さまでしょう。
たとえばアパレル販売なら「このトップスはこう着こなすとオシャレ」とか「来週にセールでお得に購入できる」などの有益な情報です。
私が客としてお店に来ている立場なら、ぜひ聞きたい情報ですね。
それに、その販売員はとても面白い人だったり優しい人だったり、人柄がとてもいい人かもしれません。
そういう人柄に触れられないのも、とてももったいないと感じてしまいます。
こういう風に考えると、別の反応をもらえたお客さまには「たくさんの有益な情報をお伝えしよう!」という気持ちになり、仕事に対してのモチベーションもアップしますね。
「これは試されている…!試練だ!」と思う
販売員を極めるのは長い道のりです。
今偉そうにこれを書いている私も、まだまだお客さまに反応をいただけないことが続くときもあります。
私が尊敬している上司も、毎回うまくいってはおらず、お客さまに反応してもらえない場面を何度も見ています。
そう、お客さまが無視をするのは、私たち販売員に与えられた試練なのです。
次にどういうふうに出てくるのかを試されているのです。
そう思うことで、より「このお客さまは何を求めているのか」や「何をしてほしいのか」を自ら考えるようになります。そして次の行動にうつせるのです。
販売員の成長にもつながる考え方ですね。
ほかのお客さまに声をかけて楽しく話せる人を探す
どうしてもうまくお話ができないお客さま、気分も落ち込んでしまいますよね。
でも、そこで落ち込んでいたら売り上げは伸びません。
気分を上げるためにも、別のお客さまにもどんどん声をかけて、楽しく話せる人を探してみましょう。
楽しく話せるお客さまがいることで、落ち込んでいた気持ちも次第に上がってくるでしょう。
そして販売員としての自信にもつながりますね。
先ほど「『もったいない人だな』と思う」の項目で少しお話しましたが、「このお客さまには有益な情報をたくさんお伝えするんだ!」という気持ちで声をかけることによって、お客さまも反応してくれる確率がきっと上がるでしょう。
販売員は気持ちの切り替えが大事
販売員はたくさんのお客さまに接客するお仕事。
そのお客さまには「ここでこの人から買って良かった!」と思ってもらいたいものです。
そのためには、沈んだ気持ちのまま接客するなんてことはもってのほかですよね。
一人のお客さまに無視されてつらい……とほかのお客さまにもそのまま接していると、その沈んだ気持ちは伝わります。
上記の切り替え方法を試して、うまく気持ちを切り替えつつ、いつも楽しく接客しましょうね!
気持ちを切り替えたら、お客さまが反応してくれる声かけを意識しましょう!
つらいことはたくさんありますが、きっとあなたもこの接客業を通して成長する部分があるはずですよ。
もしどうしてもつらいのなら、コチラの記事も。