絶対売れる接客の仕方が知りたい……!
そう思っている販売員さんは多いのでは?
ですが、「絶対にこれをしたら売れる」という接客は残念ながらないのです。
しかし、「売れる確率を上げられる接客のコツ」というものはあります。それが「お客様に合わせる」ということ。
そうすることで、私はお聞き出しや提案がスムーズに出来るようなりました。
その結果、客数獲得のアップに繋がったのです。
「絶対に売れる接客」方法はある?
販売員なら誰もが知りしたい「絶対売れる接客」。
私も売り上げに悩んでいるときは何度も「売れる 接客」をググっていました……。
その結果わかったことがあります。
絶対に売れる接客はない
そうです。
「絶対に売れる接客」「絶対に売れる一言」なんて決して存在しないのです。
お客さまは十人十色、毎日様々な人がご来店されます。どんな接客が、どんな言葉がお客さまに刺さるのか。お客さまは、それぞれに買い物に来た理由を持っています。
当然、刺さる言葉もお客さまそれぞれなんですね。
同じ接客、同じトークでは全てのお客さまに商品が売れるわけがないのです。
売れる確率を上げる接客はある
しかし「絶対に売れる接客」はないですが、「売れる確率を上げる接客」はあります。
それは「お客さまに合わせる接客」をすること。
先ほど言ったようにお客さまは千差万別、多種多様です。そのため刺さる接客やトークもお客さまそれぞれ。
それに、お客さまひとりひとりの好みやタイミングがあります。
ですが、それに合わせて接客をすることで売れる確率は格段に上がるのです!
それが「お客さまに合わせる接客」です。
お客さまに合わせる接客をするコツ
それでは、どうやったらお客さまに合わせる接客ができるのでしょうか?
次より、売れる確率を上げるための「お客さまに合わせる接客」のステップをポイントごとに紹介します。
動きの早さを合わせる
お店に入ってくるお客さまを見ると、ひとりひとり動くスピードが違いますよね。
まずはこの早さに合わせて自分も動きましょう。
早足で店内を歩いているお客さまに、ゆっくりゆっくり近づいて行ってもテンポが合っていないので無視をされる可能性が高いです。
その上、お客さまの気分によってはイラっとされてしまうことも!
反対に、ゆっくり店内を見ているお客さまに「売ってみせる!」とここぞとばかりにズカズカ早歩きで近づいて行ったら、「来た!」とお客さまを驚かせてしまいます。
私だったら怖くて逃げちゃうかも……。
ですので、まずは動きの早さを合わせることが大事!ここで警戒されずにお声がけができたら、次のステップです。
話す早さも合わせる
お客さまと動きの早さを合わせて、警戒されることなく近づくことができたら、次はお声がけです。
お声がけが苦手な人はコチラの記事もどうぞ。
お声がけが成功してお客さまが反応してくれたのなら、次のステップです!
返ってきたお客さまの話し方に合わせて、自分も話すスピードを合わせましょう。
先ほどの動きを観察していれば、大体話す早さも察知できますね。ここでは実際にお客さまの話し方を聞いて、もっと寄せていくのです。
せっかちなお客さまはほとんどの人が早口で話します。
そんなときに「そうですね~。ここが〇〇で~」なんてゆっくり喋っていたら、居心地の悪さを感じて離れてしまう可能性が高いです。
できればトーンや口調なども、お客さまの話し方に少し寄せた方が◎。
フレンドリーなお客さまに「こちらは〇〇でございます。お気に召されましたか?」なんてガチガチの敬語で話しかけると、堅苦しい印象を与えてしまいます。
会社の規則などの関係もありますが、せめて「気に入っていただけましたか?」と柔らかい口調を用いるようにしましょう。
逆にとても気品高い人にはガチガチの敬語でOKです!
お客さまとの距離感を同じに合わせる
お客さまとトークをしているときに、同時に気をつけてほしいのが「距離感も合わせる」こと!
知らない人が入ると不快に感じるスペース、つまりパーソナルスペースもお客さまひとりひとりで違ってきます。
そこに気づかずにお客さまのパーソナルスペースに侵入してしまうと、一気に警戒心MAXにされてしまうことも。
お客さまの様子を確認しつつ、あまり近づきすぎない範囲で寄っていきましょう。
お聞きだしでお客さまと気持ちを合わせる
そして表面上をお客さまに合わせていくと同時に、中身もゆっくりと合わせていきましょう。
- 何が欲しいか
- 何のために欲しいのか
- どの部分が気になっているのか
などのお客さまの気持ちをお聞きだしで伺い、自身の気持ちと合わせていくのです。
焦らずに様子を見ながらじっくりと距離を縮めることが、お客さまの警戒心を解いて売れる確率を上げるコツになります。
お客さまに合わせて売れる確率が上がる接客を
手っ取り早くお客さまに商品を売りたい気持ちは、長年販売員をしている私もとてもよくわかります。
ですが、確実に売れる接客なんてないのです。
お客さまひとりひとりと真摯に向き合って、動きや気持ちを合わせていくことで確実に売れる確率は上がってきます。
いろんなお客さまがいるからこそ、何人もの人に接客をしていろんなパターンを学んで行くのです。
そうしていると、最初は手こずっていた「合わせる接客」も段々とスムーズにできるようになりますよ。
例え売れなくても、気持ちを切り替えて次のお客さまに向き合いましょうね!