接客業は男性より、女性に向いている仕事だと私は感じます。
もちろん男性でも立派に接客業をこなしている人をたくさん見てきましたが……。
女性だと、物腰がやわからでお客さまに警戒されにくいところがあり、男性より向いているのかな……と。
ですが、女性が接客業をする時に気をつけてほしいこともいくつかあるのです。
今回は、そんな女性が接客業をする時に気をつけた方がいいデメリットを5つ紹介します。このデメリットを把握しておくことは、接客業を楽しんでするためにも必要なことだと思いますので、読んでみてください。
女性が接客業をする時のデメリット5つ
それでは、女性が接客業をする際に、大変だったり危険だったりするデメリットを5つ挙げていきます。
①上から目線で怒鳴られたり説教されたりされやすい
性別に限らず、接客業はお客さまから下に見られることが多いです。女性ならさらに下に見られる確率は悲しいのですが、上がってしまいます。
そのため、お客さまから怒鳴られたり説教されたり、ものごとを言いやすい存在になってしまうんです。
私も昔コンビニでバイトをしていた頃、年配の男性からものすごい剣幕で怒鳴られたことがあります。こわくて手が震えてしまい、涙が止まりませんでした。
そして今、アパレル店員になってからも、たまにお客さまの虫の居所が悪いとズバズバと言われてしまうことも。
一緒に働いているスタッフが特にその「言いやすい存在」になっているようで、定期的に彼女はイヤな気持ちになることを言われています。
接客業は人と関わることがメインになる職業なので、女性ならばさらにこういうリスクが高くなってしまうのです。
②仕事として愛想よくしているのに勘違いをされることがある
接客業は、お客さまに気持ちよく過ごしてもらえるように接客をします。
しかし、その接客が時に相手を勘違いさせてしまうことも……!
特に女性から男性に接客をした場合、「こんなに笑顔で接客してくれるのは、自分のことを気に入ってくれているからだ」と男性が勘違いをして、しつこく付きまとわれてしまう人をよく見てきました。
中でも新人時代に訳も分からず接客業をがんばっていると、男性から勘違いされる人が多数!
私もちょっとだけ付きまとわれたことがありますが、それはやっぱり新人時代で今はまったくありません(笑)
比較的若い女性がターゲットにされがちですし、私は最初のトラブルで凝りてしまい男性に塩対応をするようになったからだと思います。
いや、接客業で塩対応って……(笑)
詳しく説明すると、私はレディースアパレルショップの店員なので、基本的に男性1人のお客さまって、「誰かにプレゼントを買いたい」か「女性スタッフと絡みたい」のほぼ二択なんですよね。
そのため「誰かにプレゼントを買いたい」という様子が一切見られなければ、笑顔を振りまいていません。かなり警戒をして様子を見ています。
そして通路を通るだけの男性にも、極力笑顔を振りまかないようにしています。
昔、新人さんがそれでしつこく男性に言い寄られてしまい、ストーカーの一歩手前になったので、新しく入った人には「自分がかっこいいなって思う人以外は笑顔で挨拶しなくていいよ!」と伝えるようになりました(笑)
軽く会釈とかで対応しています。
③普段の行動が把握されやすい
そしてもし接客で相手の男性が勘違いをしてしまったら……、自分の行動が相手に把握されやすい状況になってしまいます。
職場は接客業なので、お客さまと関わる場所になりますよね。
そうなると、勘違いをした男性からもチェックしやすい場所となるのです。
スタッフ専用出入口などがあれば、そこから出勤や退勤ができるので相手に行動を把握されにくいですが、それがなかった場合……。
退勤時に後をつけられたりする可能性もでてきてしまいます!
女性が接客業をする時は、十分に気をつけてほしいです。
出勤時と退勤時に周りを確認するか誰かと一緒に出る、または迎えに来てもらう、そして防犯ベルを持ち歩く……など身を守るための行動をしておきましょう。
④ほかのスタッフにかわいい女の子がいたら比較されやすい
ここからは先ほどより軽いデメリットになります。「こういうデメリットもあるんだ~(笑)」くらいの軽い気持ちで見てくださいね。
接客業は、仕事仲間にほかの女性もたくさんいますよね。
その中にかわいい子がいたら、お客さまに比較されて地味に傷ついたりもします(笑)
私がコンビニでバイトをしていた時に、お人形みたいにかわいい女の子もコンビニ店員としてバイトしていました。
その子と2つあるレジをそれぞれ担当すると、男性の列がかわいい子のレジにズラ―――っと……(笑)
いや!わかるけど!私も確実に客だったらそっちに並ぶけど!
と、なんだか悲しい気持ちに(笑)
逆にかわいい子が隣のレジにいるのに、私が担当しているレジに並んでくれるお客さまは好きになりそうでしたね(笑)
ただ早く会計を済ませたかっただけだとは思いますが(笑)
⑤知り合いに仕事をしているところを見られる
それと接客業って、わりと誰でも入れるところが職場になります。
「あそこに行けば働いている○○を見ることができる」と周りから思われてしまうんです。
私がイヤだなと感じた時は、セールの時の声出しを一生懸命にやっている時。
「うわーこの時に好きな人が通ったら恥ずかしいな……」とか思いながら声出しをしていました(笑)
セール時だと特に必死で声を出しているので、なおさらそう思うんですね。
あとはファミレスでバイトをしている時に、前の彼氏が新しい彼女を連れてきたこともあります。会いたくなかった人だったので、気付いた瞬間周りに協力してもらって裏で仕事をしていました。
こういう、「ここに行けばいる」という人になってしまうのはけっこうなデメリットになるな……と感じます。これは男女問わずにはなりますが……。
女性が接客業をする際はデメリットを把握しておこう
物腰やわらかくお客さまから警戒されにくい女性は、男性に比べると接客業に向いています。
しかし、女性だからこそある接客業のデメリットもあるのです。
少し心が傷つくだけのものから、身の危険を感じるものまで幅広くデメリットを紹介してみました。
私も長く接客業をしていますが、今まででいろんなことがありましたね。辞めたいと思ったことももちろんあります。
しかし、楽しかったこともたくさんあり、人として成長できたと感じている接客業。
このデメリットにうまく対策をしながら、女性でも私と同じように接客業を楽しんでほしいです。