接客業って大変なイメージがありませんか?よく、「接客業はブラックが多い」と言う人を見かけます。
それはなぜなのか、私なりに理由を考えてみました。
そして実際はどうなのか……、長く接客業を務めている私が感じた最近の傾向もまとめています。
接客業をがんばっている人、または接客業で働こうと思っている人に読んでほしい記事です。
接客業ってブラックなイメージ……
かく言う私も、「接客業はブラックで大変」というイメージを持っていたため、正社員として働くことはぜったいにないだろうな、と考えておりました。
バイトでもけっこう「ブラックだな……」と痛感したときもあります。
最初にアルバイトとして高校生時代に働いたファミリーレストランの社員さんは、朝から夜遅くまで働いていて、休みの日も出勤していました。
そして上司には怒鳴られている始末……。
そんな後ろ姿をみていたら、誰だって社員になりたいとは思いませんよね。
純粋な高校生だった私のメンタルは、ここですごく鍛えられましたね(笑)
その思い出もあるからか、接客業はブラックなイメージが強いです。
世間での認識もそうだと感じるので、やはり先ほどのファミリーレストランのような職場は多いのだろうな……と予測されます。
接客業がブラックだと思われる理由
そこで、私なりにどうして接客業はブラックだと思われるのか、その理由を考えてみました。
需要があって求人が多い
仕事や学校が休みの日は、どこかお出かけしたくなりませんか?
ショッピングをしたり、外食をしたり、テーマパークで遊んだり、はたまた温泉に行って日々の疲れを癒したり……。
そうなると、そこで働く人が必要になってきますよね。
そうなんです、私たちがお休みの日に楽しめるのは、そこで接客業をしている人たちがいるからなのです。
中でも土日祝日は、学校や一般企業などお休みのところも多く、お出かけする人もたくさん出てきます。
そこでさらに接客業をする人が必要になってきますよね。
接客業は需要もあり、求人もたくさんでているため、その圧倒的な求人の多さからブラックだと思われてしまうのです。
働きたい人が少ない
接客業は求人も多く、需要があるお仕事です。
ですが、きついイメージだったり、世間のお休みのときに忙しいだったり、そういうマイナスなイメージも多く、働きたい人が少ない状況になっています。
子育て中の主婦さんは、子どもが学校を卒業するまでの期間は特に「お休みが合わないから」と接客業を避けられる傾向にあるようです。
その上、今の世の中、個人で稼ぐビジネスなども増えました。
そのため企業で働くことを辞める人も多く、さらに接客業で働きたい人は減っています。
人手不足に陥り1人の負担が大きくなる
接客業で働きたい人が少ない現状のなか、企業は少ない人数で仕事を切り盛りしています。
そうなると、必然的に1人の負担が増えてしまいますよね。
そのため1人に対する仕事や責任が大きくなってしまい、その結果ブラック状態になってしまうことも……。
需要が多いが、働き手が少ない、そのため1人の負担が大きくなる、という悪循環になってしまっているんです。
給料が低い
これも極めつけだと思います。
接客業はほかの職業と比較すると、給料が低いところが多いように感じます。
世間でのイメージもそうなっているため、仕事内容がきついわりに給料が少ない=ブラックだという認識になっているのです。
接客業は今後どうなっていく?
接客業がブラックだと思われている理由を述べましたが、実際に接客業はブラックなのでしょうか?
私は働きやすい職場も増えているように思います。
たとえば、働き方改革などが今話題になっていますが、もちろん接客業の企業も取り入れています。
接客業は有給が取りづらく、実際に私も取れない状況になっていましたが、有給取得が義務化されました。さっそく私の職場でも実施しているようです。
たびたび問題になる接客業のサービス残業。
そちらも企業が一番リスクを負ってしまうので、今は禁止傾向にあります。
その上、今は個人がSNSなどのネットで発信できる時代になってきています。
それを企業側もわかっており、接客業に関わらず無理な働き方を強要できなくなってきていますね。
私の職場でもいろいろと変化したようで、今は日曜休みの早番限定という制約付きのシフトで働かせてもらっています。
ただそれだと正社員にはなれなかったので、まだまだ働きやすいとは言いにくいかな……とも感じますが……。
昔に比べるとぐんと働きやすくはなりました。
給料についても、安い賃金では人は集まらないということの認識が最近は特に強まってきたので、こちらも近いうちに上がっていくのではないかな~と感じています。
接客業でも働きやすい職場はたくさんあります
ひとりひとりが働きやすい職場をつくっていかないと、働く人がいなくなり企業もつぶれてしまいます。
それは接客業でも同じことなのです。
最近は「主婦さん歓迎」とかいてある接客業の求人も多くなってきたなぁと感じます。
正社員の求人も、「プライベートの時間もバッチリあります!」というコメントがある企業もよく見かけるようになりました。
接客業だからブラック……とひとくくりにしないで、働きやすい職場を見つけて欲しいです。
「接客業で働こう!」、または「働いている!」という人は仲間ですね!一緒にがんばりましょう~!
また、接客業がイヤで辞めたい……と考えている人がいるのなら、無理せずに別の道を探すことも視野に入れてみましょう。
接客業経験しか無くても、いろいろな道への選択肢がありますよ!
私が接客業以外の職種に就けるように挑戦したこと、またはしていることをコチラの記事ではまとめています。